漫画2

今日読んだ連載分の感想。
 
惑星のさみだれ
今月号は無職……ニート……南雲さんにスポットを当てた話。
元刑事と言う事で主人公からの好感度がプラス。
「正義の味方」を現実的に目指している人間として早めの死亡フラグON。
 
あっさりと未来予知能力者を脇役に配置する辺り、話の膨らみが相当なものになってきている。
イメージ的に五巻以内に終わる気がしていたけれど、かなりの長編の予定?
いや、続くのは実に良き事なんだけれども。
 
手元に本が無いのでうろ覚えだけど、冒頭の文が良い味を出している。
神が居ないと言えるほど倦世的でもなく、居ると言えるほど夢見がちではない、的な。
作品内では確か居ない事と居る事の両方に肯定・否定をしていた。
これは中立中庸の表現ではなく、何歳になっても人は迷っているものだ、と言う表現なのかなぁと思ったり。
断定的、独善的な行動を起こさない……代わりに社会的正義には従う、と言う人間像を想像させられた。
 
 
この作者が使うギャグ表現は、シュールな状況を現実的な視点から突っ込む、と言うのが多いけれども
今回の馬の併走は色々な意味で堪らなかった。流石に上手いなぁ。
 
南雲さんの騎士としての「願い事」は明かされず。まだ頼んでいない?
別居中の奥さんとか子ども辺りは伏線になってしまうんだろうか。
そして神余さんに調達を頼んだものは?
連載を追って読むときはこんな事を取りとめもなく想像できるのが良い。
ネット(というか2ch)があるとマイナーな作品でも語り合えるし。
 
3巻が五月か六月に発売みたいなので、今から楽しみだ。