ゲーム3

暇潰し編、終了。
 
……凄い。面白い。
それまでの話は、多少の退屈と過剰な演出への半笑いがメインだったけれども
この暇潰し編でかなり印象が変わった。
主人公の赤坂がいかにもな「主人公」だと言う事や、上記の過剰な演出が無かった事もあるだろうけれど
何よりも単純に引き込まれる文章が凄い。
前提となるホラー要素を上手く使って、読者の集中力を途切れさせない様、万全の構成で作られている。
正直、今すぐにでも完全解決編を読みたくなる。
が、ここは我慢して順番通りに「目明し編」に進むべきだろう。
多少の回り道をしても、用意された順番で進む事が作者への敬意の表れだと感じるからだ。