小説

ファウストVol.3、購入しました。
お目当ては勿論奈須きのこ著「D D D JtheE」。
と言うわけで読了。以下ネタバレ。
 
100ページ連載初回、ということで相当気合を入れて読み始めるものの
最初のほうはきのこ節というか「本当に菌糸類の文章か?」と思った。
が、話が進むにつれ、徐々にではあるが確実に引き込まれる文章の躍動感。
盛り上がりを主人公のブチ切れによって開始するのもあい変わらずで良い感じ。
 
各パーツとしての感想。
絵。今回は挿絵は御大ではなくこやまひろかず氏が担当。
というわけで微妙な違和感。ところで二宮ひかるっぽい絵だと思ったのは自分だけ?
 
主人公。感情豊か(?)で俗物的な男性。有彦タイプとでも言うのか。
奈須作品としては当然とも言える「欠けたナニカ」も当然所持。
ついでに本来持ち得ないナニカも持っています。これぞ主人公。
しかし式とか士朗とか、奈須氏は片腕もって行かれるのが好きな模様。
「霊体を掴める腕」というあんまり活かせなかった式の特技を継承。
分かるようで分からないような理屈をつけるのもこの人ならでは。
 
ヒロイン。今回は10代前半超絶美形、でもオトコノコなヒロイン。
あれ?ヒロインの定義って何だっけ?
四肢が無いというのはメレム・ソロモンとお揃い。
あっちは神に祀り上げられそうでしたが、こっちは悪魔な模様。
連載ということで、詳細などは今後に期待。
 
サブキャラ。トマトさん最高。罵って下さい。
最初と途中でちらちらと話に出てきた妹さんはまだご存命な模様。
やはりこれも今後に期待。
雪緒ちゃんは名前だけ聞けば超萌え系なのになぁ……
 
 
P397の最後の文章「だって、ほら。ピンチになっても、誰も助けてくれないでしょ?」には爆笑。
さっちんのことかーーーーー!!
 
 
年三回発行ということは次回は4ヵ月後。まぁゲームの方の新作よりはスパンが短いから良いか。
これの所為で次回作の発売が遅れたら本末転倒だけど。